エイト不動産lab コラム｜三重県津市の不動産エージェント｜エイト不動産Lab

2018/03/09

『不動産の知らない・出来ない・解らない』を解決する“不動産のかかりつけ医”、エイト不動産Ｌａｂの近坂です。

今回は、誰もが一度は見たことのある「サザエさん」一家で相続が起きたらどうなるかというお話です。

磯野家は、磯野波平と妻のフネ、その子達であるサザエ、カツオ、ワカメとサザエの夫のマスオ、そしてサザエとマスオの子のタラオの二世帯７人暮らしです。

仮に波平が亡くなると、資産を相続する権利があるのは妻のフネ、子のサザエ、カツオ、ワカメの４人となります。

財産のほとんどが自宅の不動産資産のため、サザエさん一家が暮らしている自宅を相続人４人で分けることになるのですが、不動産はそう簡単には分けられません。

それならば、自宅不動産の名義を全てフネにしようと話し合いますが、この場合、子供達3人には本来貰えるはずだった自宅不動産(法定相続分として各6分の1)と同等の金銭をもらう権利があります。

サザエさん一家が暮らしている自宅ですが、東京都世田谷区の桜新町駅周辺ということで、相続税評価額を概算すると、1人当たりのもらえるはずの金額は約2000万円にも及びます。

フネは、子供３人に合計約6000万も支払わなくてはいけなくなるんですねぇ。

これは今から不動産相続の対策しておかないと揉めてしまいますね！